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KANADEMONO 家具のお手入れの仕方

家具のお手入れ方法

KANADEMONO では、無垢材や鉄をはじめとした、素材感を活かした家具を多く取り扱っています。

「素材が生きている」家具は、当然気をつけなくてはならないこともありますが、基本的なお手入れをしていただければ、意外ときれいな状態を保てるもの。

こちらのお手入れ方法を参考に、 KANADEMONO 家具を長く使っていただければ嬉しいです。

長く使えば使うほど愛着が湧き、大切にしたくなるような、そんな家具を製作して、みなさまにお届けしたいと思っています。

KANADEMONO テーブルのお手入れ

木のテーブルは、どうやってお手入れをしたらいいのか 不安に思っている方が多いかもしれません。

実は、KANADEMONO の木材天板は特別なお手入れは不要です。

すべての木材天板に対して、ウレタンニスを塗布して仕上げているので、液体が木材に染み込むことはなく、通常の使用では、カップを置いた後にできるような輪じみ等はできません。

ただし、非常に熱いものを直接置くと輪ジミの原因となりますので、コースターなどの使用をおすすめします。

木材以外の天板のお手入れ


ファニチャーリノリウム、FENIX、ガラス天板にはウレタン塗装を施していませんが、どれもお手入れのしやすさは◎。その素材ならではのお手入れ方法や注意点を知ることで、ますます愛着もって、長くきれいに使っていただけるはずです。


ふだんのお手入れ

KANADEMONO の木材天板は、特別なお手入れいらず。汚れが付いてしまった場合は、やさしく布で拭き取ることで、すぐにとれます。

TIPS:
油汚れなど汚れが落ちない場合は、薄めた中性洗剤をつけた柔らかい布で汚れをとり、水拭きをして、最後に乾拭きをしてください。

ウレタンニスを塗布しているので、カップを置いた後に輪じみ等ができにくいのも嬉しいポイント。水をこぼしてしまっても、きちんとはじきます。

TIPS:
化学ぞうきんなどの使用は避けてください。


万が一、材割れが生じた場合は


無垢材や集成材を使用した天板は、周囲の湿度や環境に反応し、わずかな伸縮を繰り返しているため、ときに材割れが発生することがあります。

エアコンの風が直接当たる場所、長時間直射日光が当たる場所、湿度の管理が難しく乾燥しやすい場所に置くことも、材割れの原因に。ご使用の際には、これらの環境を避けるよう心がけていただけると、より長く天板の美しさを保つことができます。

また、材割れは、そのまま放置するとすこしずつ悪化する可能性があります。進行を止めるための、ご家庭でできる補修方法をご紹介するので、ぜひ試してみてください。

TIPS1
割れに沿ってマスキングテープを貼ります。このとき、割れている部分を全面補修できるよう、側面や裏面までしっかり貼りましょう。

TIPS2
瞬間接着剤もしくは木工用接着剤、エポキシ接着剤を塗布します。表面だけでなく、割れの内側を埋めるイメージで行うと◎。


TIPS3
ふきんやヘラなどで余分な接着剤を取り、整えます。マスキングテープを剥がし、表面に接着剤がはみ出している場合は、きれいに拭き取りましょう。
※瞬間接着剤の場合は拭き取りの際ご注意ください


TIPS4
接着剤がしっかりと乾いたら完成。見た目が気になる場合は、家具補修用のパテや補修用クレヨンなどで割れを埋めると目立ちにくくなります。

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鉄製品について

KANADEMONO では多くの鉄脚を取り扱っています。

鉄は、強度や硬さに優れていながらも、自在に加工できる特性をもち、古くから人々の暮らしに欠かせない金属として幅広く用いられてきました。

鉄は、塗装などのコーティングをしていない素地の状態では、サビが生じますが、
KANADEMONO の製品は、特殊なマットカラー粉体塗装を施しているので、サビなどが生じにくく、日常生活に問題なくお使いいただける仕様となっています。

サビが出にくいように加工していますが、空いている時間にお手入れをしていただけると、より長く美しい状態でご利用いただけます。


ふだんのお手入れ

ふだんは乾いた布か固く絞った柔らかい布で、ほこりや表面の汚れを拭くだけで十分です。

TIPS:
汚れが落ちない場合は、中性洗剤をつけたやわらかい布で、表面の汚れをとり、水拭きをして、最後に乾拭きをしてください

水気を残さないようにしておくことがポイント。黒の鉄脚は埃が目立ちやすいので、常に乾拭きしておくといいですね。

TIPS:
塗装の剥がれや、小さなキズがついてしまった場合は、市販の塗料(類似色)を塗るといいでしょう


万が一、サビが生じた場合は


  1. 不織布タイプのパッドでサビの部分をこすって取り除きます
  2. サビを除去した部分に市販の塗料(類似色)を塗ってください。
    (塗装が剥がれた箇所から再びサビが生じるのを予防するのに効果的です)
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ステンレス製品について

ステンレスは、鉄を主成分(50%以上)として、クロムを10.5%以上含んだ、錆びにくい合金です。

耐食性はもちろんのこと、耐熱性・加工性・強度などの点において優れた金属であり、さまざまな製品に使われています。

少し細かい話になりますが、鉄にクロムを添加すると、クロムが酸素と結合して、ステンレス鋼の表面に薄い保護皮膜を生成します。この保護皮膜がサビから守ってくれるのです。

この保護皮膜は非常に薄いものですが、とても強靭で、一度壊れても周囲に酸素があれば自動的に再生する機能をもっています。

ステンレスについては、サビの心配はあまりしなくてよさそうですが、せっかくなので、曇りのない美しいステンレス脚を愉しみたいですね。

KANADEMONO のステンレス脚は、マットなヘアライン加工を施しており、陽の光やライトがあたったときに、反射して、やわらかな光を放ちます。
ステンレスの美しさを愉しむためにも、こまめなお手入れを心掛けたいですね。


ふだんのお手入れ

ふだんは、乾いた布で、ほこりや表面の汚れを拭くだけで十分です。こまめにすれば、落ち着いた光を放つステンレス脚を常に愉しめます。

TIPS:
ヘアライン加工のラインに沿って拭くことがポイントです

指紋や汚れが気になる場合は、無水エタノールなどのアルコールを含ませたやわらかい布で拭き取り、最後に乾拭きしてください。

TIPS:
KANADEMONO では、こちらのヘアライン加工専用エタノール製品を使用しています

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真鍮製品について

真鍮は、銅と亜鉛を主原料とする合金です。 海水に対する耐腐食性が強いので、古くから船舶・建築・家具製造に使用されてきました。

時が経つにつれ、表面の酸化により、独特の風合いが生まれます。 その趣ある質感や高級感から、アンティーク家具やライトのパーツなどにもよくつかわれています。

KANADEMONO で取り扱う真鍮の金属脚は、無垢の真鍮材を使用しており、金属の特性上、酸化が生じやすく、時間の経過とともに、部分的な変色が見られる場合があります。

酸化が生じにくくなるようにクリアコートを施していますが、コーティングの上からでも酸化は進行します。

真鍮については、その独特な素材感と経年変化を愉しみ、愛着をもちながら、一点物の真鍮製品としてご利用いただければと思います。


ふだんのお手入れ

ふだんは、柔らかい布やブラシで、ホコリや汚れをこまめに落としていただくだけで、十分です。

TIPS:
真鍮は湿気に弱く、すぐに色がくすんでしまうので、水分が残らないように気をつけます。

油分や水分が残らないように気をつけます。特に皮脂は真鍮の酸化を早めるので、直接触らないように拭きましょう。

TIPS:
黒ずみやくすみが気になった時は、市販の磨き布などで磨くと、元の輝きを取り戻すことができます

革製品について

使えば使うほど、色に味わいが出て馴染んでいく本革製品は、経年変化を愉しめる素材のひとつ。 革の鞄や財布など、愛着をもちながら長く革製品を使っている方も多いと思います。

ただ、本革は他の素材と比べて日々のメンテナンスがより必要な天然素材でもあります。湿気や水に弱く、特に身体から出る汗や皮脂などが付いたまま放っておくと、気づかないうちに革がダメージを受けてしまいます。

購入後すぐに市販の革専用の保護クリームなどで表面に保護膜を作って、キズや汚れを付きにくくするのもひとつの方法です。

仕上げ方法については、顔料仕上げ(革の表面に顔料を塗る)や染料仕上げ(革を染めて仕上げる)などいろいろとあります。

顔料仕上げは、比較的キズや汚れが付きにくいですが、革本来の良さが出にくい。染料仕上げは革本来の風合いや質感を楽しめる一方、水のシミや汚れが付きやすいといった特徴があります。


ふだんのお手入れ

表面の汚れをブラシで軽く取り除いた後、やわらかい布を使って、皮革専用クリームを適量塗布します。

TIPS:
革靴を磨くついでに、皮製品のお手入れをしてもいいですね。

余分な油を専用のクロスやウエスなどで拭き取ったあとは、しっかりと乾くまでしばらく放置しましょう。

TIPS:
汗や皮脂などが付いたまま放っておくと、革がダメージを受けてしまうので気をつけましょう。


汚れがついてしまった場合は


  1. 市販の皮革専用のクリーナーをスポンジなどにつけます
  2. 汚れた箇所にスポンジをあてて、汚れを取り除きます
  3. 乾く前に、浮かび上がった汚れを乾いたやわらかい布でやさしく拭き取ります
  4. 最後に保護クリームを塗布して、乾燥させます

ファブリック製品について

暮らしの中で一番身近な素材のファブリック。 ソファやチェアなどのファブリック製品は、ポリエステルやコットンがよく使われています。

ポリエステルは、衣類でもよく使われている合成繊維材で、光沢のある質感と手触りのよさが特徴です。素材が強く、シワになりにくいので、いろいろな用途に利用されています。

コットンは、植物が原料の天然素材。吸水性や通気性に優れており、肌触りや質感のナチュラルさが特徴です。

コットンの気をつけたい点として、シワになりやすく洗うと縮むことがある、長時間日光にさらされると強度が低下し、黄ばみが出る場合があるので、少しケアが必要な自然素材です。

ソファやチェアのファブリック部分は取り外しできないものも多いので、ふだんからしっかりとお手入れしておきたいですね。


ふだんのお手入れ

ふだんは、ブラシや掃除機などでホコリを取っておくだけで十分です。ハンディタイプの掃除機があると重宝しますね。

TIPS:
やわらかいブラシで表面のホコリを取り除くのもおすすめ。

お好みで家具(ファブリック)用プロテクターを使い、大切な家具の布地を保護しておくのもひとつの方法です。

TIPS:
汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤をつけた柔らかい布で表面の汚れを取り、水拭きをして、最後に乾拭きをしてください。

オイルフィニッシュ仕上げの家具のお手入れ

オイルフィニッシュは、天然木の風合いを活かすために、限りなく木肌のように見える自然系塗料を使用した仕上げの方法です。

植物油を主成分とした浸透性の塗装方法で、一般の塗装とちがって表面に塗膜を生成しないので、木目の美しさやしっとりとした質感がそのまま残ります。

木の呼吸を妨げないナチュラルな仕上げなので、塗装されているかどうか見分けがつかないほど、木肌そのものを感じられるのが魅力です。

保護膜としての塗膜がないため、最初はキズや汚れの付きやすさがありますが、その分補修方法も比較的簡単です。

キズやシミも「趣」として許容しながら、家具のお手入れを愉しむ第一歩としてぴったり。

半年程すると、オイルが硬化して安定してくるので、使い込むほどに自然な艶が出てきます。それまでの半年の間は、丁寧なお手入れを心掛けましょう。


ふだんのお手入れ

ふだんは乾拭きで簡単にケア。そして定期的(半年を目安)に、U-OILやオスモなど浸透性塗料でお手入れすることをおすすめします。ウエスに少量を染み込ませ薄く均一に塗装してください。

TIPS:
汚れがついてしまったときは、薄めた中性洗剤につけたタオルをよく絞ってから拭き取り、その後にぬるま湯で拭き取り、乾拭きしてください

半年程すると、オイルが硬化して安定してくるので、使い込むほどに自然な艶が出てきます。それまでの間は、丁寧なお手入れを心掛けましょう。

TIPS:
お手入れに化学ぞうきんなどは使用しないでください。


キズや汚れがひどく付いてしまった場合は


  1. サンドペーパー(No.400~600)で木目に沿って軽くペーパーがけをします
  2. 市販のオイルワックスをウエスにとり、できるだけ薄く、木目に沿って全体にのばし、木材によく染み込ませながら拭き込んでください
  3. 塗装後すぐにオイルを拭き取ります。拭き取りには新しいウエスを使用して、しっかりと拭き取るのがポイント
  4. 半日ほど置いて乾くのを待ちます。完全に乾燥するまで(オイルの効果が出るまで)は約1週間かかります。それまでは、コースターやマットなど利用されることをおすすめします
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