これまで数々のスタイリングを紹介してきた KANADEMONO。インテリア好きのスタッフたちは、それぞれ過ごしたい空間への愛とこだわりを持ち、日々理想を追い求めます。
こちらは、そんなスタッフが理想のお部屋をCGで再現し、皆さまにご紹介する人気連載企画。理想のお部屋を実現するためのプロダクトを、コーディネートのポイントと合わせて提案します。ぜひインテリアの参考にしてみてください。
第13回目は、セレクトチーム ゆかさんの理想の部屋。これまで多くのプロダクトを送り出してきた彼女が作り上げた空間には、どんな理想が詰まっているんでしょうか。
やってみたい!を詰め込んで
色使いに遊びを取り入れたお部屋
お部屋のテーマがあれば教えてください。
なかなか現実ではできないような床のタイル張り、スキップフロア、アクセントになっているH鋼、広ーい窓…まさに、私の”やってみたい”を詰め込んだ部屋です。
間取りは、広めのリビングダイニング。リビングをスキップフロアにし、床材を変えることで空間が2つに仕切られているイメージです。そこにアートや小物でブルーやピンクを、植物でグリーンを点在させて、色使いに遊びを取り入れてみました。
2つの空間を仕切るように配されているのは、目を引くブルーの塗装が施されたH鋼の柱。床や壁とも異なる質感や色合いで、お部屋全体のアクセントになっています。
その部屋ではどのように過ごしてみたいですか?
こんな部屋だったら外に出かけないでずっといるだろうな〜と思うようなお部屋にしたので、時間を忘れてゆったりとリラックスしたいです。
ダイニングでは、大きな窓から外の光が差し込み、テーブルやタイルを照らして時間の経過や季節の変化を感じられそう。おやつとミルクティーを用意して、PCや本から情報をインプットしたり、ときにはぼーっと過ごしたりしたいですね。
スキップフロアとなっている優しいトーンのリビングには、組み合わせ自由な THE CUSION SOFA をレイアウト。ドラマや映画を観たあとや、仕事終わりに疲れたら、ここで心ゆくまでごろごろするのもいいですよね。
セレクトのポイントと、レイアウトの工夫を教えてください
一見まとまり感がなさそうにも見える感じがお気に入りです。ダイニングテーブルの脚のカラーを、横にあるストレージシェルフや、奥のリビングにあるローテーブルと合わせることで、緩やかなつながりを意識しました。レンガタイルの赤みに合わせて、木材の色もやや赤みのある樹種を選んだところもポイントです。
ダイニングとリビングのリノリウム天板は Clay カラーですが、こちらは2024年に販売を開始した3つの新色のうちの1つ。新色が出るとわかったとき、ついに買うぞ!となったのですが、3色とも可愛くてなかなか選べず…。なので自宅では部屋にマッチする Walnut を、理想の部屋では最後まで迷った Clay を取り入れました。
すべすべで質感も良いですし、テーブルサイズも大きくなって仕事もしやすくなり満足。安くない買い物だからこそ大事に使おうと思っています。
もう一つのお気に入りは MIYOSHI RUG × KANADEMONO Hand Tufted Rug 140×200 です。こちら、実は私が手がけたアイテムで、とても愛着があります。実際に自宅でも取り入れており、シンプルだけど個性もあって、部屋にも馴染みやすいんです。厚みもありふわふわで、ずっとごろごろしちゃいますね。
空間レイアウト
ゆかさんおすすめのアイテムはこちら
MIYOSHI RUG × KANADEMONO Hand Tufted Rug 140×200
MIYOSHI RUG と KANADEMONO がコラボレーションしたラグで、1点1点職人による手作業で製作されているんですよ。色はブルー×ライトベージュ。タフティングガンで作られた、ふっくらとした厚みが魅力なんです。
THE CUSHION SOFA
スキップフロアを上がったリビングで使っているクッションソファです。座面と背面がセレクトでき、お部屋の大きさや形に合わせた自由な組み合わせを実現します。ロースタイルなので、お部屋が広く見えます。
THE TABLE / リノリウム ベージュ・グレー系 × Stainless
リノリウム素材の天板カラーは Clay、脚はステンレスのフラットピン脚を組み合わせました。温かみのあるソフトな色合いの天板に、シャープなステンレス脚がよく映えます。お部屋に気品をプラスしてくれる組み合わせですね。
THE STORAGE SHELF / 無垢 ブラックチェリー × Stainless
まろやかな薄桃色を帯びた上品な色合いのブラックチェリー無垢材の棚板と、質感の美しいステンレス脚を組み合わせた、ミニマルモダンなストレージシェルフです。脚の素材は、テーブルと合わせてステンレス素材に。