白を基調にした
ナチュラルなオフィス空間
2017年の設立以来「自分らしい働き方」にフォーカスし、女性向けのキャリアスクールを運営している SHE 株式会社。20代後半から30代を中心に、さまざまな年代の女性会員に向けて、オンラインでWebデザインやライティング、マーケティングなどの各種講座を提供しながら、スキルを身につけた受講生の仕事獲得もサポートしています。「会社にとらわれない働き方をしたい」
「パソコン1台で働けるようになりたい」
「今よりもっとスキルアップしたい」
この数年は、リモートワークが増え、勉強する時間も確保できたことで、こうしたニーズがこれまで以上に高まり、シーメイトと呼ばれる受講生数も順調に伸びを見せています。
MAKE GRADATION
IN YOUR LIFE
「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を作る」というビジョンのもと、現在、青山、銀座、名古屋、梅田に拠点を置いている SHE。今回ご紹介する、KANADEMONO のプロダクトでコーディネートされたオフィスは、大阪の中心地・梅田のオフィスタワー内にある SHE 初の関西拠点となる 「SHE Umeda」 のワークスペース。SHE Umeda のコンセプト「MAKE GRADATION IN YOUR LIFE」を象徴するかのように、白を基調としたナチュラルなトーンでまとめられています。
女性がいろいろな表情をもち、さまざまな肩書を持って社会に関わっていくことをバックアップすべく、2021年11月にオープンし、関西初の拠点として、このコンセプトを体現する空間づくりを実現しました。
オフィスタワーであることを瞬時に忘れる洗練されたサロンのような雰囲気のエントランス。レインボーフィルムでコーティングされたパーテーションの間を抜けると、大きな窓のある明るくさわやかな空間が眼前に広がります。
「白」だからこそできる、
可愛らしさの中にも大人っぽく
このスペースは、シーメイトと呼ばれる受講生が利用する、約111.9㎡の拠点。「大阪拠点は、幅広い年代の方に利用いただけるように、白を基調に、可愛らしさの中にも大人っぽく、落ち着いた雰囲気でコーディネートしました」と、SHElikes コミュニティマネージャーの鈴木さん。
Mushroom カラーの THE TABLE / リノリウム天板に、トラペゾイドのホワイト脚を組み合わせた2列の長机には間隔に余裕を持って計20席をセッティング。
幅: 120 × 奥行: 80cm のテーブルを、幅: 160 × 奥行: 80cm で挟む形で配置し、トータル 440 × 80㎝ の長テーブルを2列作りました。
・幅: 160 × 奥行: 80cm × 4 (4人掛け)
・幅: 120 × 奥行: 80cm × 2 (2人掛け)
天井から吊り下げられた照明の列には、グリーンでナチュラルさを添えるなど、堅苦しさを感じさせない空間になるようディスプレイも工夫しています。
オフィス家具とは異なる
クリエイティブの美しさ
SHE 株式会社の代表である福田さんが KANADEMONO を知ったのは、オーガニック検索から。すでに青山オフィスでも KANADEMONO のデスクやハンガーラックを使用しており、その使い勝手の良さを実感していたと言います。Webデザイナーとして、多くのデザインやアートを探求し、クリエイターとしても活躍する福田さんは、KANADEMONO の THE TABLE についてこう述べています。
「クリエイティビティを刺激してくれるようなデザインの美しさはもちろんのこと、天板や脚がカスタマイズできるという機能性、価格条件のすべてを兼ね備えているなという印象を受けました。感覚的にいいなと思うものでも、機能性や価格面で断念したりすることもあるので、KANADEMONO はそういう面でもバランスがいいと思います」
白なのに汚れない
リノリウム素材
新オフィスのディレクションをした福田さんやデザイン会社の担当者と共に、商品セレクトに参加した鈴木さんは、テーブルの色や脚の形がすぐに決まったことを振り返ります。「いわゆるオフィス家具のような色を選ぶことは選択肢にありませんでした。シーメイトがここに来た時に気分が上がり、モチベーションアップにつながるようにしたかったので、色もデザインもデスク選びは一択でした」
また、SHE Umeda コミュニティマネージャーの花野さんも、このリノリウムテーブルにとても満足している様子。
「白いテーブルですが、汚れが気になるということもありません。天板がリノリウム材なので、メンテナンスしやすいのもいいですね。思わずスリスリしたくなる質感も気に入っています」
台形のフォルムで合わせた
テーブルとチェア
テーブルと組み合わせてセレクトしたのは、Homy - Retro ダイニングチェア アッシュ材。スクールチェアのようなレトロ感がありますが、ブラックのスチール脚は華奢でスマートな印象です。テーブルのトラペゾイド脚は下方にシェイプする逆台形のデザイン、ダイニングチェアの脚はやや台形に広がるデザインで、セットした時の収まりがよく、どちらも見た目以上に安定感が抜群で、取り回しの良さもポイントだそう。
座る場所選びの自由度も
モチベーションアップの源
シーメイトのここでの滞在時間は、平均1~2時間。チェアは「程よいクッション性もあり、座ってパソコン作業をしていても疲れない」と好評です。コロナ禍もあり、拠点に来たシーメイトは自然と間隔を空けて着席。集中して各自のペースでパソコンに向かいます。
特に窓側に向かって座る人が多いのだそう。開放感を感じつつ、窓の向こうにガラス張りオフィスビルが見えるのも集中できる理由のひとつです。
約8.8平米の限られた空間だからこそ、明るい Mushroom カラーの天板と White Steel の組み合わせが効果的。比較的軽量で脚の細いチェアは、狭い場所でも出し入れしやすいと好評です。
また、事務スペースのアーチ型のエントランスも目を引くポイント。職人さんがこだわって丁寧に塗装して仕上げた、刷毛のストローク感も素敵です。
カフェやサロンのような
居心地の良さを演出する雑貨使い
Webサイトの制作やSNSの運用の仕方、YouTubeの動画編集などさまざまクリエイティブスキルを学び、マルチクリエイターをめざすことができるキャリアスクールの SHElikes。オフィス内のディスプレイにも美的センスを感じるポイントがいっぱいです。「暮らし」 × 「花」 ガラス フラワーベース TRIANGLE は、シックで空間に馴染みやすいグレーをセレクトしました。
「三角柱のフラワーベースですが、置き方によっては、四角にも見えるという2way感もいいですね。これもその他の家具同様、即決しました」と鈴木さん。
アクセントにもピッタリな Glass globe Pendant Light 3 を吊り、別空間であることをナチュラルに醸し出しているのもポイント。存在感のあるペンダントライトをゾーニングとして効果的につかっています。
また、3灯のガラスグローブはすりガラスタイプなのでやさしい光が特徴です。明るいワークスペースとしっとり落ち着いた雰囲気のミーティングスペースの対比が印象的。
SHE is NO ONE
だからこそ何にでもなれる
SHE Umeda では、体験レッスンや現役のシーメイトがサービス紹介や講座の使い方をレクチャーする機会もあるほか、交流会で悩みを共有したり、シェアできる機会も設けています。実際にオフィスに来ることで仲間ができ、学びのモチベーションを上げる効果もあるため、オフィスは常にフラットでヘルシーな雰囲気。
一人ひとりがライフプランニングに合わせ「自分らしい」働き方を叶える機会を生み出し続ける SHE 株式会社の挑戦は、オフィス空間が示すように、どこまでもナチュラルであたたかく、希望に満ちています。
白を基調としたオフィスは、まるで真っ白なキャンバス。そこに自分だけのグラデーションを塗って、重ねて、深みのある絵が出来上がるのでしょう。
SHElikesは、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなどPC一つで働ける29種のクリエイティブスキルを幅広く学び、今の時代に求められるマルチクリエイターを育成して、時間や場所に縛られない賢く私らしい働き方を実現するためのキャリアスクールコミュニティです。
https://she-inc.co.jp
他にも紹介したい、ポイントいろいろ
ミーティングスペースのラウンドテーブル上に設置された Glass globe Pendant Light3。3灯のガラスグローブはすりガラスタイプなのでやさしい光が特徴です。真鍮使いで空間にラグジュアリーな雰囲気が加わります。
ワークテーブル上の照明は、Glass globe Pendant Light の1灯タイプ。ガラスグローブはクリアタイプで中の電球がはっきり見えます。グリーンとのバランスが絶妙です。(KANADEMONO ではすりガラスタイプのみ販売)
オフィス内の通路を確保するためテーブルの幅は3つつなげると全長 440㎝ になるようにオーダー。棚前の通路は2人がすれ違えるほどの幅を設けました。サイズオーダーできる THE TABLE だからこそできる配置です。
ぼんやりと前の景色を眺めたり、隣の人と話したり…。フリーアドレスの長いテーブルだからこそ生まれるコミュニケーションの距離感が、こちらのワークスタイルにぴたりと合いました。
ビルの設備環境に準じて THE TABLE の天板下に木の板を挟んでタップを貼り付け、コンセントタップを増設。SHEメイトの利便性を第一に考え、工夫を凝らしています。
壁に据付けたオープンシェルフには、SHE がデザインしたグッズや、SHE likes から生まれたクリエイターによる作品などを展示。見ているだけで気分が上がりそうな、可愛い色使いのマグは、思わず欲しくなる一品です。
グレーの濃淡を職人さんが手描き風に塗り上げたエントランスの壁。質感にも徹底的にこだわったとのことで、素材感を大切にする KANADEMONO とマッチする理由がよくわかるエピソードです。
オープンシェルフにディスプレイしている「暮らし」×「花」 ガラス フラワーベース TRIANGLE。三角のフラワーベースはあまり見かけないことに加え、シンプルでどっしりしたユニークなかたちに惹かれて。