豊富な脚と座面のバリエーション、1cm単位のサイズオーダーが可能な KANADEMONO の THE シリーズに、ほんのりと和の趣を感じさせる「 THE TATAMI BENCH 」が加わりました。カスタマイズ性はそのままに、空間のやわらかなアクセントとなるアイテムです。
また照明やミラーなど、THE TATAMI BENCH と調和するとっておきのアイテムたちも仲間入り。素材感にこだわり、居心地の良さを大切する Wabika スタイルとして、新たにアップデートしました。時代に左右されないタイムレスな美しさをもつ、当シリーズの世界観をお楽しみください。
伝統的な素材と美意識を
現代の暮らしに
Wabika が提案するのは、日本の伝統的な和の要素と北欧の居心地の良い要素を融合させた、ジャパンディスタイル。無駄のないミニマルな空間作りが特徴で、それは KANADEMONO のシンプルなデザインのアイテムたちと非常にマッチします。
また、日本の伝統的素材である畳を現代でも取り入れていきたいという想いから、THE TATAMI BENCH の開発がはじまりました。調湿効果や臭いを軽減する作用など、実は日々の暮らしにうれしい機能を多く持つ畳。日本の風土に適したその特性が、改めて評価されはじめています。
脈々と受け継がれた美意識や知恵を現代のスタイルに落とし込み、懐かしさと新しさ、そして実用性を兼ねそろえた THE TATAMI BENCH。その魅力やコーディネート例をご紹介します。
カスタマイズ可能な THE TATAMI BENCH
座面の畳は国産のい草を使用。丁寧に織り上げ縁(へり)なしでスタイリッシュに仕上げ、洗練された印象です。現代のインテリアに馴染むようモダンな編み方「校倉織り(あぜくらおり)」を採用し、THE TATAMI BENCH のためにアレンジした目の大きさとなっています。
木製の座面ベース部分は滑らかな質感が魅力のラバーウッドを採用。カラーはナチュラル、アッシュグレー、ブラウン、ブラックブラウンの4色です。
脚はブラック、ホワイト、ステンレスの3種類。アイアンの堅牢な雰囲気がベンチ全体をきりりと引き締め、モダンな佇まいに仕上がりました。
ベンチの奥行きは 30cm、幅は 60cm 〜 160cm まで 1cm 単位のサイズオーダーが可能。1人用のコンパクトな腰掛けから、2〜3人で座る幅広なベンチまで、シーンに合わせてオーダーできます。幅 90cm までは畳が1枚、91cm 以上は畳が2枚に分割されます。(上から幅 150・110・90・60cm)
畳部分はベンチを組み立てたあとに乗せるだけなので、難しい工程はありません。中材にはチップウレタンシートを使用しており、ほどよいクッション性があるため、長時間座っても疲れにくいのも嬉しいポイント。お子様のいるご家庭にもおすすめです。
取り外しができるのでお手入れがしやすいのも特徴です。メンテナンスは基本の方法さえ知っておけばいたって簡単。経年変化を感じ、愛着を持ちながらお手入れをするのも、天然素材の楽しみのひとつですね。くわしくはこちら。
Wabika スタイルの新アイテム
THE TATAMI BENCH を中心に、和のムードを盛り上げる Wabika スタイルのニューアイテムたち。しっかりとした存在感がありながら、暮らしに取り入れやすいラインナップです。
おすすめの取り入れ方
KANADEMONO が提案する Wabika アイテムの上手な取り入れ方は、ジャパニーズミックススタイルです。「モダン × 和」や「北欧 × 和」など既存のスタイルに和の要素をひとさじ加えることで、ぐっと新鮮な雰囲気になりますよ。
リノリウムのカフェテーブルを中心としたシンプルな空間の中で、畳や和紙の自然なテクスチャが心地よいアクセントに。ほのかない草の香りを感じながら、穏やかな静けさに満ちた、贅沢な時間を過ごせそうですね。
モダンな中に和の要素が映える
異素材ミックススタイル
KANADEMONO らしいモダンでスタイリッシュな空間の中に、幅 60cm の THE TATAMI BENCH をプラス。座る以外にも、小物をディスプレイするスペースとしてもおすすめです。
ステンレスやガラス、プラスチックなどあえて異素材と組み合わせることで奥行きが生まれ、ニュアンスを感じさせるハイセンスな一角に。
余白を生かした
ジャパンディスタイルのベッドルーム
空間の余白を生かしたジャパンディスタイルは、一日の疲れを癒すベッドルームにも最適です。ロースタイルのベッドを中心に、全体的に高さをおさえたアイテムをセレクトすることで、開放感のあるリラックス空間に。ノイズの少ない寝室で、穏やかな朝を迎えられそうです。
THE TATAMI BENCH はベッドの足元に置く、フットベンチとしてもおすすめ。ホテルなどで見掛けるこの使い方は、ちょっとものを置いたり、着替えの際の腰かけなどに便利です。また、い草には空気を清浄化する機能もあるため、生活臭が気になるシーンにもぴったりな素材となっています。
開放感を引き立てるショップコーディネート
穏やかな木漏れ日が差し込む、すっきりとしたショップ空間のコーディネート。ベンチは背もたれがないため視覚的にも圧迫感が少なく、開放感をよりいっそう強調することができます。
日本には古くから「縁台」と呼ばれる休息や夏場の夕涼みなどに使われる、複数人で腰掛ける家具がありました。その佇まいにも似た THE TATAMI BENCH は、和モダンなコンセプトのショップにフィット。自然とくつろぎの雰囲気を演出してくれそうですね。
イケヒコ・コーポレーションとの共同開発
今回発売した THE TATAMI BENCH は、株式会社イケヒコ・コーポレーションとの「 D2C ROOM LABO 」の一環として、開発が進められました。
D2C ROOM LABO とは、KANADEMONO のもつ D2C のノウハウと、運営元であるルームクリップ社がもつコミュニティの力、そして事業者のみなさまがもつ技術力を繋ぎ合わせることで、多様なニーズに応えられる新しい商品の作り方・届け方を実現することを目的としたプロジェクトです。
130年以上の歴史を誇る
イケヒコ・コーポレーション
明治19年創業・130年以上の歴史を誇る株式会社イケヒコ・コーポレーション。
「日本の住環境にマッチし、磨きぬかれたインテリア商品作りを通じ地場産業の活性化を計り、生活文化の向上に貢献する」というフィロソフィーのもと、い草の良さ・畳の良さを、次世代・世界へ伝えたいという想いで、ワークショップイベントなども開催しています。
今後もこのような活動を続けていきます
2022年にも「 TATAMI シリーズ 」として置き畳の現代的な提案を行い、今回で2度目のコラボレーションとなりました。
KANADEMONO はこれからもこのような活動を通して、日本の素晴らしい技術力を広く発信していくことに、微力ながらも貢献していきたいと考えています。