これまで数々のスタイリングを紹介してきた KANADEMONO。インテリア好きのスタッフたちは、それぞれ過ごしたい空間への愛とこだわりを持ち、日々理想を追い求めます。
こちらは、そんなスタッフが理想のお部屋をCGで再現し、皆さまにご紹介する人気連載企画。理想のお部屋を実現するためのプロダクトを、コーディネートのポイントと合わせて提案します。ぜひインテリアの参考にしてみてください。
第10回目は、マーケティングチーム 三浦さんの理想の部屋。読書が趣味で、休みの日は一日中本を読んでいることもしばしば。そんな彼女が作り上げる空間には、どんな理想が詰まっているんでしょうか。
幼少期からの憧れ 壁一面の本棚に埋もれる部屋
お部屋のテーマやポイントがあれば教えてください。
壁一面、本棚の家に住むのが幼少期からの憧れでした。とにかく本に埋もれてみたくて。収集癖もあるので、本棚に入りきらない書籍や雑誌が床に積まれていますね。
ここはあくまで本が主役の趣味部屋なので、他のアイテムは照明やスツール・ローテーブルなど、ゆっくりとした時間を過ごすための、名脇役たちを揃えました。落ち着いた色味で空間全体を統一し、素材をファブリック系で揃えて、まとまりのあるコーディネートに。
業務ではPCやスマホを駆使しますが、読書は今でも電子書籍より紙派です。文字をなぞっていく時間が至福の時。読んだ本は自分を形成してくれるものだと思っているので、できるだけ手元に残したいです。
その部屋ではどのように過ごしてみたいですか?
日がな一日、本を読んで過ごしたいです。読書は体力を使うので、たまにアニメを観るなどのんびりしながら、自分の趣味に没頭する時間を過ごしたいですね。
私は宵っぱりなので、夜の時間をリラックスして過ごせるように間接照明やキャンドルなど、ふんわりとした光源を多めに配置しました。昼間の光が差し込む部屋ももちろんいいのですが、夜の姿も素敵なんです。
特にファブリックのシェードは光がまろやかになるので、文字がやわらかく見えて目がチカチカせず、夜の読書にぴったり。点在させた明かりで、陰影が映える空間になっていると思います。
セレクトのポイントと推しアイテムを教えてください
本がたくさん並ぶと背表紙がごちゃっとして見えるので、設置する家具はシンプルで本棚の主張を優しく受け止めてくれるようなカラー・フォルムのものを選びました。
推しのアイテムは、差し色となる Burgundy カラーを使った、リノリウム素材のローテーブル。ウォルナット木口にすることでシックな印象になりました。Burgundy は暗いお部屋だと赤みの主張が和らぐので、黒に近い紫のようななんとも言えない印象の色味になります。昼と夜で印象が変わるのが楽しく、取り入れたかったアイテムです。
このソファを選んだのは、優しい色合いでスタンダードなフォルムだから。煩雑に感じる本や雑誌はもちろん、やや主張の強いヘリンボーン床ともしっくりマッチしてくれます。
空間レイアウト
三浦さんおすすめのアイテムはこちら
THE LOW TABLE / リノリウム 全24色 × Black Steel
リノリウム素材の天板と鉄脚を組み合わせたローテーブルです。天板は落ち着いたトーンでありながら個性のある Burgundy。深みのあるブラウンとワインレッドを混ぜたような色合いで、ウッド系のインテリアとの相性が◎。
Eco - Simple ソリッドスツール ラバーウッド材
ラバーウッド材を使用した、ナチュラルな温もりを感じさせるクラフト感の残るスツールです。ちょっとした腰掛けとしてはもちろん、ソファやベッドのサイドテーブルとして使うのもおすすめです。
Natural - Modern ファブリック ソファ 2 seater
オーク材の脚フレームが、絶妙なバランスで、しっかり全体を引き締めます。背や肘にもボリュームをもたせたデザインで、安定感のある座り心地。ここでゴロゴロしながら日がな一日、読書に耽ることができたら…。
Pole - Double Fabric Shade Floor Lamp
二重になっているファブリックシェードと、繊細なデザインの支柱との組み合わせが、空間の中で美しいアクセントになるフロアライトです。ふんわりとしたあかりが、夜の読書のお供にぴったり。