フリーアドレスとは、固定の席を持たないフレキシブルなオフィスのスタイルです。近年の世の中の流れも影響し、オフィスでのフリーアドレスの採用は増え続けています。
今回はそんなフリーアドレスのメリットやデスクサイズの選び方、おすすめのデスクについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
フリーアドレス導入のメリット
そもそもフリーアドレスを導入することで、会社にどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。ポイントをご紹介していきます。
コミュニケーションの活性化、生産性の向上
従業員が毎日違う席に座ることで、異なる部署やチームのメンバーとの交流が促され、心地のいい刺激に。雑談の中から新しいアイデアが生まれたりと、ポジティブな効果が期待できます。
また、対面式デスクやオープンなカフェスペースではコミュニケーションをとりながら仕事を行い、業務に集中したいときは壁付けのデスクを使用するなど、シチュエーションに合わせた席の使い分けが可能。生産性の向上が期待できます。
さて、そんな魅力が詰まったフリーアドレスですが、実際に導入する際にどんなデスクを採用するのがいいのでしょうか。次のセクションから解説していきます。
フリーアドレスデスクの種類
フリーアドレスではない環境においては、1人に1席、自分のスペースが割り当てられるのが通例です。一方フリーアドレスオフィスの場合、固定席を設けず大型デスクなどを複数人でシェアするスタイルをとります。ミーティングテーブルとして兼用したりと、フレキシブルな利用が可能なデスク、それがフリーアドレスデスクです。
KANADEMONO で展開する、フリーアドレスデスクには主に2つのタイプがあります。オフィスの広さや、コミュニケーションのスタイルなどを踏まえて選んでみてください。
横に繋げる幅連結タイプ
2枚の天板をつなげて1台の大型デスクとして、幅の広いワークスペースを作るタイプです。
幅は 400cm まで、奥行は 100cm までご用意。細長い空間や角度のある空間などでも配置しやすいのが特徴です。
最大幅 400cm の特大サイズデスクは8人掛けも可能で、空間の主役になるような存在感。ミーティングテーブルとしてもおすすめです。
縦に繋げる奥行連結タイプ
2枚の天板を縦に連結した、奥行にゆとりのあるタイプです。
幅は 200cm まで、奥行は 120cm まで展開。個々の作業スペースを確保しつつ、社員同士の一体感がうまれやすいスタイル。ノートPC以外にも、モニターやキーボードなどの設置をする場合は、このタイプがおすすめです。
フリーアドレスデスクのサイズ選び
意外と悩んでしまうのが、フリーアドレスデスクのサイズ選び。仕事に集中しつつ、適度なコミュニケーションが生まれる最適なサイズ感とは？選び方を詳しくご紹介していきます。
フリーアドレスデスクでの1人あたりのスペースは？
フリーアドレスで仕事をする上で、作業スペースサイズの目安は「1人あたり 幅：100cm ～ 120cm × 奥行：50 〜 60cm」と考えるのがいいでしょう。ノートPCとノート1冊、マグカップを置いても、多少ゆとりのある広さです。このくらいのスペースがあれば、ちょうど良い距離感で仕事ができそうです。
次に人数ごとのフリーアドレスデスクのサイズ選びについて解説します。
4人用フリーアドレスデスク
小規模なチームやプロジェクトチーム向けのデスクサイズです。幅 200 〜 240cm、奥行 100 〜 120cm くらいがいいでしょう。
6人用フリーアドレスデスク
中規模なチームに適したサイズで、チームワークを促進するのに適しています。幅 300 〜 360cm、奥行 100cm ～ 120cm がおすすめです。
※ KANADEMONO では現在、幅 201cm 〜 のデスクは、奥行 〜 100cm までのオーダーが可能です。
1cm 単位のサイズオーダーが可能
また KANADEMONO のフリーアドレスデスクは、幅と奥行のサイズを 1cm 単位でオーダーすることが可能です。それぞれのオフィス空間に適した細やかな対応ができるため、空間を有効活用することができますよ。
KANADEMONO のおすすめフリーアドレスデスク
次に、KANADEMONO がおすすめするフリーアドレスデスクのデザインをご紹介。天板と脚の組み合わせを豊富にご用意しているため、オフィスのコンセプトに合うデザインがきっと見つかります。
定番の人気樹種
まずは、人気のある定番のフリーアドレスデスクです。ラバーウッドは優しく穏やかな木目と滑らかな手触りが特徴。KANADEMONO が扱う天板のなかでも硬めの木材のひとつなので、作業を多くする方やワークデスクとしての使用にぴったりです。
ハイセンスなデザインで創造性を刺激
また、KANADEMONO のフリーアドレスデスクはオフィスにさりげなく彩りを添える、個性的な素材も取り扱っています。ハイセンスなデスク環境は、仕事においてクリエイティビティを刺激すること間違いなし。おすすめの組み合わせをご紹介していきます。
オフィスで欠かせないケーブルマネジメント
フリーアドレスでは各々が自分のPCやデバイスを持ち運んで仕事をするため、移動した先でそのつど電源に接続する必要がでてきます。そのため、ケーブルマネジメントは重要なポイント。コードが煩雑に見えるとそれだけでストレスを感じやすいため、美しい収納を心がけたいですね。
KANADEMONO では配線孔付きデスクも数多く展開しています。電源タップを乗せることのできる配線トレーは、スマートで無駄のないデザイン。アイアンプレートは極限まで薄く仕上げています。
天板と同じ素材でつくられたブロック
また、上からはめるブロック部分も天板と同じ素材で作られているため、一見配線孔とは分からないほどナチュラルな見た目に。片側を押すだけで、ブロックを容易に取り外すことが可能なため、PCアダプターの取り外しもストレスフリーです。
配線孔部分だけはプラスチックで作られているデスクが多い中、この仕様は多くのお客様に喜ばれています。
フリーアドレスデスク導入事例
次に、実際のフリーアドレスデスクの導入事例を2つご紹介します。どちらも空間の特性を活かしながら、会社のキャラクターが反映された個性の光るオフィスとなっています。ぜひご参考にしてみてください。
SHE 株式会社
2017年の設立以来「自分らしい働き方」にフォーカスし、女性向けのキャリアスクールを運営している SHE 株式会社。20代後半から30代を中心に、さまざまな年代の女性会員に向けて、オンラインでWebデザインやライティング、マーケティングなどの各種講座を提供しながら、スキルを身につけた受講生の仕事獲得もサポートしています。
白を基調に、可愛らしさの中にも大人っぽく、落ち着いた雰囲気でコーディネート。オフィス内の通路を確保するため、3つつなげると全長 440cm になるようにフリーアドレスデスクを選ばれました。
特に窓側に向かって座る人が多いのだそう。ぼんやりと前の景色を眺めたり、隣の人と話したり…。フリーアドレスの長いテーブルだからこそ生まれるコミュニケーションの距離感が、こちらのワークスタイルにぴたりと合いました。
KANADEMONO カンパニー
「あなただけの明日を奏でる触媒としてのインテリア」をモットーに、パーソナライズ家具ブランドとして展開を続ける、KANADEMONO。オリジナルコレクション「THEシリーズ」のデザインの組み合わせ数は、4000 通りを超えました。私たちのオフィスでもフリーアドレスを導入しています。
ひときわ目を惹くのは、針葉樹のような深いグリーンの大型デスク。リノリウムの「Conifer」というカラーで、その落ち着いたトーンは集中力を高めてくれる効果が期待できます。
あえてバラバラのチェアを配置しながらも、まとまりが出るようにコーディネートされています。その日の気分で座るチェアを変えることで、ささやかな気分転換ができますね。
また、KANADEMONO のオフィスは、法人様向け予約制ショールーム「KANADEMONO TOKYO」としても、連日多くのお客様に足を運んでいただいています。ぜひ実物に見て触れて色味や質感、使用感を確かめてみてください。
フリーアドレスデスクは、現代のオフィス環境において柔軟性と効率性をもたらす重要なエレメントです。オフィスのスペースやチームのニーズに合わせて適切なサイズとタイプを選ぶことで、働きやすい環境を作り出すことができますよ。
