あえて揃えない、ダイニングチェアの楽しみ方

ダイニングルームは毎日の食事を楽しむだけでなく、何気ない会話やくつろぎの時間を過ごすための大切なスペース。
そんな空間をもっと心地よく整えるために、チェア選びにもこだわりたいところ。もちろん同じデザインで揃えるのもいいけれど、あえて異なるデザインを選ぶことで、自分らしさあふれるとっておきの空間を作ることができます。
こちらでは、コーディネート例と一緒に、異なるチェアを組み合わせるアイデアやポイントをご紹介。お気に入りのチェアをセレクトして、あなただけのスタイルを楽しんでみませんか?
失敗しないコツは、さりげない統一感
「形だけ揃える」「色だけ揃える」「素材だけ揃える」そんなふうに、ひとつだけルールを決めてみるのがおすすめです。
整いすぎない。だけど、なんとなく調和している。そのさりげない統一感が、空間全体にゆるやかなリズムを与えてくれますよ。
形を揃える

一番気軽に挑戦しやすいのは、同じデザインのカラー違いで揃えるパターン。形が同じだからこそ、色の違いが目に心地よく映り、それぞれの個性が際立ちます。
例えば、深みのあるブラックとライトブラウンのナチュラルな色合い。印象の異なる2色でもシルエットが揃っていれば、空間がすっと整い、無理のない一体感が生まれますよ。

座面をウッドとファブリックの2種類から選べるチェア。2脚ずつ並べると、まるでカフェのような洗練されたダイニングになります。

脚の色や素材まで違くても、デザインが一緒ならすっきりとまとまります。シンプルなコーディネートのこなれたアクセントにぴったり。
色や素材を揃える

もう少し視覚的に遊び心をプラスしたいときは、色や素材だけリンクさせるのもおすすめ。異なるデザインのチェアでもトーンや質感が揃っているだけで、不思議と視線が散りすぎず、自然なまとまりが出ます。
例えば、ブラックでまとめてコーディネートを引き締めたり、ナチュラルカラーで統一して柔らかな雰囲気を演出したり。気分転換でチェアを一脚だけ追加したいときにも、この方法なら考えやすいですね。。

シャープなデザインのチェアとユニークな丸みを帯びたチェア。まったく異なるフォルムでも、色の繋がりがあるだけで整った印象に。

ウッド素材の中でもバーチ材とオーク材で木目や風合いに違いを出し、さりげなくメリハリを。
触れたときの木の和やかさがリンクすることで、お部屋にほどよく肩の力が抜けたリラックスムードが漂います。
全部バラバラを楽しむ

もっと自分だけのオリジナリティを楽しみたいなら、「色も形も素材も揃えずに、好きなものを自由に並べる」そんな選び方ももちろん◎。
カフェのような雰囲気が生まれたり、ゲストが来たときの話題になったり、バラバラだからこそお部屋に楽しげな空気感が漂います。
「統一感」から一歩離れて、チェアひとつひとつの個性を楽しむ自由なスタイルを試してみてください。

あえてまったく異なるシルエットを組み合わせて、「どこに目が行くか」を考えて配置してみるのも面白いですね。

異なるデザインをランダムに配置することで、ひとつひとつの個性がより引き立ちます。
その日の気分で座るチェアを変えてみるのも◎。