オンもオフも心地いい
あたたかみを感じられるコワーキングスペース
京都市中を流れる鴨川から徒歩約5分、京都御所にほど近いビルの2階に構えるコワーキングカフェ&バー シゴトとアソビ。この店舗を運営する株式会社サクモフは、中小企業の補助金申請支援を中心に展開するコンサルティング会社です。同社のオフィスも兼ねるこの空間は、サイズやデザインの異なる KANADEMONO のプロダクトを中心にコーディネートされています。
気負わず過ごせるスペースづくりのためにこだわったチェア選びや、コーディネートのポイントを、同社の代表 諸隈亮祐さんに伺いました。
学生時代を過ごした京都に魅せられ、友人と2人で立ち上げたコンサルティング会社は、約2年間、市内のコワーキングスペースを借りて活動。事業を展開していく上で自分たちの本拠地を持ちたいと物件を探しはじめ、鴨川にほど近い河原町丸太町のこの場所にたどり着きました。
「シゴトとアソビ という名称は、仕事とプライベートをキッチリわけるのではなく、その境界線にゆるやかにアプローチしたいという自分たちのスタイルを反映しています」と諸隈さん。
働いている時間は人生のかなりの部分を占めているため、その時間の中にもアソビと捉えられるようなマインドがあるといい。仕事と遊び、そして人とのゆるい繋がりが生まれる場所にしたいという思いも込められています。
実際に、仕事終わりに勉強したい、ゆっくり本を読みたいなど、自分を高めるための時間にも使えるスペースとして、平日は午後から夜22時まで営業しています。(オープン日時はSNSにて公開)
「シゴトとアソビ という名称は、仕事とプライベートをキッチリわけるのではなく、その境界線にゆるやかにアプローチしたいという自分たちのスタイルを反映しています」と諸隈さん。
働いている時間は人生のかなりの部分を占めているため、その時間の中にもアソビと捉えられるようなマインドがあるといい。仕事と遊び、そして人とのゆるい繋がりが生まれる場所にしたいという思いも込められています。
実際に、仕事終わりに勉強したい、ゆっくり本を読みたいなど、自分を高めるための時間にも使えるスペースとして、平日は午後から夜22時まで営業しています。(オープン日時はSNSにて公開)
プライウッドチェアがカフェに適する理由
諸隈さんが KANADEMONO を知ったのは、知人から自宅用にアートを贈られたのがきっかけでした。夫婦でとても気に入ったため調べたところ、KANADEMONO のラインアップに魅力を感じ、ご自宅にスタンドライトやアートを追加購入しました。「北欧家具を思わせるやさしいテイストが好みです。シゴトとアソビ が目指したのは、落ち着きがある大人っぽさとおしゃれさを持つ居心地のいい空間。そう考えた時に KANADEMONO の家具がぴったりくると思いました」
店舗への導入事例もチェックし、問い合わせた後、大阪のショールーム見学も経たうえで具体的な導入を決めました。
はじめに決定したのは、Wooden Curve 曲げ木 プライウッド チェア。壁側に造作したカウンターテーブル4席に採用しています。
コワーキングスペースとして椅子の座り心地は特にこだわり、ショールームでは実際に座ってその感触を確かめました。当初はファブリックを使った椅子で揃えようと検討していたそうですが、アドバイスを参考にして、この椅子に決定しました。
「担当の方から、飲食店の場合はお手入れのしやすさも考えてこちらのチェアをおすすめいただきました。たしかにファブリックを使用した椅子だと飲み物をこぼした時にシミがついてしまうかもしれません。とてもありがたいアドバイスでした」と諸隈さん。
壁沿いのカウンターテーブルの端の一席は、建物の構造上どうしても柱で分断されてしまったが、結果的には一人席のような造りになったことで、利用客に人気の席になっているそう。
「担当の方から、飲食店の場合はお手入れのしやすさも考えてこちらのチェアをおすすめいただきました。たしかにファブリックを使用した椅子だと飲み物をこぼした時にシミがついてしまうかもしれません。とてもありがたいアドバイスでした」と諸隈さん。
壁沿いのカウンターテーブルの端の一席は、建物の構造上どうしても柱で分断されてしまったが、結果的には一人席のような造りになったことで、利用客に人気の席になっているそう。
シンボリックな存在感
カフェテーブル × チェア × アート
こちらの空間でシンボル的役割を担うのが、ラバーウッドナチュラル天板を使った THEシリーズのラウンド型カフェテーブルと、2脚セットのダイニングチェア。細長いフロアの一番奥に配置したこのスペースは、入店して真っ先に目に入り、座ってみたいと思わせる印象的なスペースです。「カフェテーブルはシンボリックな存在にしたかったので、テーブルの脚はトライアングル型の 3pin タイプを選びました。形のおもしろさが目を引きますし、シンプルになりすぎないのがいいですね」
このテーブル&チェアに合わせてセレクトした ALUMI Art Frame 暮らしにアートを Pink + Greyge Touch & Drawing は、2色の壁色ともしっくり調和しています。
座りやすさ、動きやすさを兼ね備えた
ハイスツール
壁側の席と背中合わせになる形のキッチン側のカウンターテーブル。ここに合わせて4脚揃えたのが Natural - Comfort ハイスツール パイン無垢材です。当初は背もたれありのハイスツールも検討していたそうですが、背もたれがあるものが4脚並ぶと、店内に入った時に圧迫感があるのではと考えたとのこと。さらに、イベントなどでスペースを使用する場合、背もたれのないこのスツールなら体の向きを変えやすいという利点も、セレクトの後押しになりました。
カフェテーブルやチェア同様、木とアイアンの組み合わせが、空間全体を締まった印象にまとめていますね。
カフェカウンターとして利用しつつ、すべての席に電源を完備しているため、この席でコーヒーを飲みながら仕事をする人も多いそう。
パイン材を使用した座面はヒップにフィットするように設計されているため、見た目以上に座り心地がよいのが特徴。さらにカウンター下には足置きも造作しており、利用者からは長時間のパソコン作業でも疲れにくいと好評です。
パイン材を使用した座面はヒップにフィットするように設計されているため、見た目以上に座り心地がよいのが特徴。さらにカウンター下には足置きも造作しており、利用者からは長時間のパソコン作業でも疲れにくいと好評です。
大人の秘密基地のような
ローテーブル&ローチェアづかい
3人以上で利用するグループに人気なのが、フロアの奥に設けられたソファ席です。センターには、ラバーウッド アッシュグレーの天板を使った、THEシリーズのローテーブルを。脚は、安定感に優れ見た目もスタイリッシュなレクタングル型をセレクトしました。「ここは大人がリラックスしながら、ちょっとした作戦会議をする秘密基地のようなイメージです。もちろん、お酒を飲みながらゆっくり過ごしたいという方にもおすすめのスペースになりました」
シゴトとアソビ がめざす、人と人とのゆるいつながりは、こうした仕掛けから生まれることもありそうです。実際ソファ席が死角になるように当初の設計よりカウンターテーブルの幅を伸ばしてローテーブル&ソファ席を完成させました。
ソファ席をより印象的な空間にしているのが2脚の Natural × Organic 丁寧に編まれた ラタン ローチェア。コロンとした形とラタンのナチュラルさが、その他の家具とは異なるリラックス感を演出しています。
「KANADEMONO の担当の方から異素材を加える面白さをアドバイスいただき、導入を決めました。スペースがそこまで広くないので、ラタンのローチェアが軽くて移動しやすいのも決め手になりました」と諸隈さん。
資料を共有したり、内緒話をする時にはラタンのローチェアを動かして頭を付け合わせるようなシーンもイメージできそうです。
「KANADEMONO の担当の方から異素材を加える面白さをアドバイスいただき、導入を決めました。スペースがそこまで広くないので、ラタンのローチェアが軽くて移動しやすいのも決め手になりました」と諸隈さん。
資料を共有したり、内緒話をする時にはラタンのローチェアを動かして頭を付け合わせるようなシーンもイメージできそうです。
スモーキーな壁色との組み合わせが美しい
素焼きのペンダントライト
フロア全体を包むのは、リラックス感から来る居心地の良さ。インダストリアル風にまとめてキリッとさせすぎず、北欧風にまとめてホーム感に寄り過ぎない、ちょうどいい雰囲気に落ち着いています。壁の色はスモーキーなグリーンとグレーを選び、カウンター上には、素焼き 三角帽子 ペンダントライトを取り付けました。小ぶりなサイズ感なので、3箇所設置してもバランスが取りやすいとのこと。
ハンギンググリーンや雑貨との組み合わせにも、空間づくりへのこだわりが見られます。
2way アイアンプレート サイドテーブルを置いているのは、入口扉を開けるとすぐにあるエントランススペース。フロア内に窓があるのはこの空間だけで、サイドテーブルと共に簡易的な椅子を一脚だけ置いています。
「電話を使う時に、このスペースを利用される方が多いですね。外が見えるので、ちょっとした気分転換にもいいのかもしれません」と諸隈さん。
イベント開催時はこのスペースを受付として使用するなど、目的によって柔軟な使い方ができるのも シゴトとアソビ のコンセプトにリンクしています。
「電話を使う時に、このスペースを利用される方が多いですね。外が見えるので、ちょっとした気分転換にもいいのかもしれません」と諸隈さん。
イベント開催時はこのスペースを受付として使用するなど、目的によって柔軟な使い方ができるのも シゴトとアソビ のコンセプトにリンクしています。
シゴトとアソビ を楽しめる人を
周りから増やしたい
メニューとして提供されるコーヒーは、諸隈さんがみずから豆選びをおこない、こだわりの一杯をご用意。さまざまな豆を試して、京都市内の専門店から仕入れた本格的な深煎り豆を使用しているそう。オープンから数ヶ月が経過し、現在は地元の方がカフェとして利用するほか、夜はお酒を飲みながら読書を楽しんだり、仕事帰りにプライベートの学びの時間に充てるなど、セカンドハウスのように シゴトとアソビ を利用する人も増えています。
また、京都を訪れる外国人を中心に Wi-Fi が使えるカフェとして口コミで広がりを見せているのも京都という土地ならでは。
現在は時間単位で利用する「カフェバープラン」と「1日コワーキングプラン」をベースに、貸切プランも展開。今後さらにプランのバリエーションも検討しているという諸隈さんに、この先のビジョンをうかがいました。
「まずは京都を拠点に、河原町丸太町という場にあるこのスペースを認知してもらい、自分の周りから シゴトとアソビ を楽しめる人を増やしたいですね」
謙虚にも聞こえるが、この シゴトとアソビ をハブにしたいという想いは自由に膨らみ、企業やアーティストと共に空間を使うギャラリーやセミナーなど、いくつもの構想はイメージ出来ているよう。それは利用者によって、さらなる広がりや可能性を秘めているに違いありません。
「まずは京都を拠点に、河原町丸太町という場にあるこのスペースを認知してもらい、自分の周りから シゴトとアソビ を楽しめる人を増やしたいですね」
謙虚にも聞こえるが、この シゴトとアソビ をハブにしたいという想いは自由に膨らみ、企業やアーティストと共に空間を使うギャラリーやセミナーなど、いくつもの構想はイメージ出来ているよう。それは利用者によって、さらなる広がりや可能性を秘めているに違いありません。
2021年9月、中小企業の直近課題である補助金申請支援を中心とするコンサルティング会社として設立。IT導入補助金や事業再構築補助金などで中小企業の事業をサポート。また専門業者と連携し、補助金を有効に活用する Web 制作や業務効率化支援等、さまざまな支援に携わる。2023年9月よりコワーキングカフェ&バー シゴトとアソビ の運営もスタートしている。
株式会社サクモフ https://sucmof.jp/
シゴトとアソビ https://shigoto-to-asobi.com/(インスタグラムアカウントはこちら)
株式会社サクモフ https://sucmof.jp/
シゴトとアソビ https://shigoto-to-asobi.com/(インスタグラムアカウントはこちら)
他にも紹介したい、ポイントいろいろ
河原町丸太町の交差点からすぐのビルの2階。気楽にコーヒーを飲みに来る地元の利用客も増えてきています。営業時間はこの看板が目印。
すべての座席に電源を完備しています。デスクもコワーキングスペースとして、PCや資料を広げて作業することを踏まえたサイズ感。
万年筆とコーヒーカップが楽しくデザインされたロゴは、このコワーキングカフェ&バーのイメージにぴったりですね。
事務スペースには、長時間座っても疲れにくいワークチェアとして人気の、Modern Design デスクチェアを2脚導入しています。