KANADEMONO のプロダクトで
福祉関連事業に新たな風を
千葉県北西部の八千代台駅から徒歩6分、メインストリートの中ほどにある八千代台地域包括支援センター。高齢者の生活を総合的にサポートするための拠点となるこちらは、2023年4月 社会福祉法人 六親会が、八千代市より同センターの運営を受託し、東口の現事業所に移転開設しました。地域住民のための身近で開かれた相談窓口となる約 60㎡ の事業所。オフィス家具としての機能性はもちろん、この空間に KANADEMONO の家具を設置することの意味と効果とは。
導入のきっかけや使用感とともに、社会福祉法人 六親会法人本部 湯川秀翼さんと、村上公徳さんにお話を伺いました。
「開設準備で事業所のレイアウト案を考える際、一般的な事務机や椅子を配置した従来のイメージの事業所ではなく、カフェのようなあたたかみのある雰囲気の空間にしてはどうかと提案しました」
そう語るのは法人本部 村上さん。高齢者のニーズも時代と共に変化してきていることを踏まえての提案だったといいます。この提案に湯川さんも賛同し、事務機器メーカーではない家具を、導入候補としてレイアウトすることになりました。
「洗練された空間の中で、相談できる環境はこれからの福祉関連事業に当たり前に求められるものだと感じています。近年は、診療所や歯科医院等も内装や家具・什器を含めトータルコーディネートされた施設が増えてきていますから、地域包括支援センターにもこうした風を吹かせられたらいいなと思い、踏み出しました」と湯川さん。
村上さんが自宅用にテーブルやキャビネット、ラグを購入した経験があることから、KANADEMONO の家具が候補にあがりました。
そう語るのは法人本部 村上さん。高齢者のニーズも時代と共に変化してきていることを踏まえての提案だったといいます。この提案に湯川さんも賛同し、事務機器メーカーではない家具を、導入候補としてレイアウトすることになりました。
「洗練された空間の中で、相談できる環境はこれからの福祉関連事業に当たり前に求められるものだと感じています。近年は、診療所や歯科医院等も内装や家具・什器を含めトータルコーディネートされた施設が増えてきていますから、地域包括支援センターにもこうした風を吹かせられたらいいなと思い、踏み出しました」と湯川さん。
村上さんが自宅用にテーブルやキャビネット、ラグを購入した経験があることから、KANADEMONO の家具が候補にあがりました。
シンプルで作業しやすいスタッフ用デスク
KANADEMONO のホームページを見て、新しい事業所のイメージがすぐに湧いたという湯川さん。 「ハード面の環境を整えることで、相談者だけでなく、働くスタッフたちにもやりがいを感じてもらえると直感しました」そして、さっそくコーディネートを相談することに。開設まであまり時間がなかったため、スピーディーな進行が求められました。
スタッフのデスクとして導入したのは、THE TABLE / ラバーウッドアッシュグレー。連結した幅 240 × 奥行 60cm を4台、幅 120 × 奥行 60cm を2台入れ、計10名分の個人デスクを設置しました。
・写真手前 幅:120 × 奥行:60 cm × 2台
・写真奥 幅:240 × 奥行:60 cm × 4台(8人掛け)
床色とのバランスを重視したアッシュグレーのラバーウッド天板
THE TABLE の天板は、北欧家具のような木のぬくもりを感じられるラバーウッドを選択。サイズは、フロアの広さに合わせ、個人が窮屈さを感じない幅と奥行を算出しました。「床が濃いめのブラウンウッドなので、天板はバランスを考えて程よく明るいアッシュグレーを選択。ノートパソコンと書類や資料を置いても余裕があるサイズを確保できました。手触りもいいですし、サイズ感も好評のようです」と村上さん。
ペーパーレス化を推進する
スリムなキャビネットワゴン
テーブル脇には一人1台ずつ Simple - Office スリム キャビネットワゴンの Black を設置。これに合わせ、テーブルの脚はシンプルで省スペースに収まる Black Steel の Square Bar タイプをセレクトしました。「デスクの足元を広く取るためにキャビネットワゴンは幅 30cm のスリムタイプに。大きいサイズのほうが一般的で何かと便利に思えますが、センター業務のペーパーレス化も意識してスリム化を推進しました。この意向はスタッフにも共有しています」と湯川さん。
仕事柄、どうしても紙資料が多くなる傾向にありましたが、書類の保管やデータ管理の観点からも、これからのスタイルを意識したスリム化実施を試みたといいます。
実用性が好評のデスクチェア
椅子は Modern Design デスクチェアのグレーを6脚、ベージュを4脚配置しました。「色を2色展開にすることは、コーディネート担当の方からのご提案とこちらの希望が一致したポイントです。カフェや美容室のような洗練されたイメージを理想としていたので、このデスクチェアの組み合わせが空間の要になっている気がします」と村上さん。
湯川さんは、「実は当初、カフェのようなイメージのテーブルと椅子を入れる予定だと話した時に、スタッフからの反応はあまりよくなかったんです」と本音をチラリ。
しかし、実際に導入した KANADEMONO のデスクやチェアを利用した後の感想は、「見た目からはあまり想像できなかったのですが、座ってみると腰のホールド感がしっかりしていて、体に負担がかからないので快適です」と大好評。
椅子の背もたれが大きすぎないので、入口から事務所内を見ても圧迫感を感じないのもこのデスクチェアを選んだ理由です。
軽やかさを意識したスクエアテーブル&チェア
地域包括支援センターを訪れる相談者との面談の場として利用するのが、事業所内に2か所設けたミーティングスペースです。ここで使用されているのは、リノリウム天板を使用した THE CAFE TABLE スクエアタイプ。90cm 四方のスクエアテーブルは、フロア奥のミーティングスペースに配置しました。リノリウム天板の色はさまざまなスペースに合わせやすい人気の Mushroom をセレクト。脚は天板のコーナーに組付けるタイプのトライアングル Straight なので、足元が広く取れて椅子の収まりがいいのも特徴。スタイリッシュな見た目で軽やかさも感じさせます。
事務スペースとの仕切りには、直線的なフレームにホワイトのアクリルパネルを嵌めたシンプル設計の自立型パーテーション Simple Design パーテーション Black を設置しています。
ミーティングスペースのスクエアテーブルに合わせて4脚設置したのが、KANADEMONO が取り扱う商品のなかでもモダンなデザインで人気の Wooden Curve 曲げ木 プライウッド チェアです。
豊富なカラーバリエーションの中から、グレーとナチュラルを2脚ずつセレクトしました。
「曲線がとても印象的で、一見すると座りづらそうに感じ人もいるかもしれませんが、実際に座ってみるとが絶妙なカーブの座面が体にフィット。2色のセレクトは全体のコーディネートを踏まえて KANADEMONO のご担当者からもアドバイスをいただきました。軽くて取扱いやすいのもいいですね」と村上さん。
入口付近の相談コーナーに、スタッフ用の椅子としてこのチェアを移動することもあるそうです。
「曲線がとても印象的で、一見すると座りづらそうに感じ人もいるかもしれませんが、実際に座ってみるとが絶妙なカーブの座面が体にフィット。2色のセレクトは全体のコーディネートを踏まえて KANADEMONO のご担当者からもアドバイスをいただきました。軽くて取扱いやすいのもいいですね」と村上さん。
入口付近の相談コーナーに、スタッフ用の椅子としてこのチェアを移動することもあるそうです。
コンパクトなテーブルから生まれる
利用者との信頼関係
地域包括支援センターを訪れた相談者に利用いただく機会がもっとも多いのが、入口横の相談スペースです。ここにもリノリウム天板を使った THE CAFE TABLE スクエアタイプを配置しました。「スペースの関係で 60cm 四方というやや小ぶりなテーブルになりました。結果的にはご相談者様との距離感が近くなることで、お話ししやすい環境が作れているようです」と湯川さん。
パーソナルなことをまずは気軽に相談して欲しいというねらいと、スペースという条件が良いバランスで収まりました。
立ち上がりやすさを実感できる
アーム付きダイニングチェア
相談スペースの来客用チェアは、2脚セットの Fabric × Wood ナチュラル ダイニングアームチェア です。色は落ち着きがあり、センター全体のカラーに馴染むグレーを選びました。「一番こだわったのは、高齢者の方が相談にいらしたときに、背もたれがしっかりとあり、安定感があること、そして肘掛けがあることでした。“座り心地がいいね”とご相談者から感想をいただいたこともあるそうです」
相談者の視点に合わせ、機能面にこだわって選んだという村上さんは、 「座面が深いので安定感があることに加え、肘掛けもあるので力が入って高齢者の方が立ち上がりやすいと好評です。生地の耐久性やほつれ感も今のところ問題なく、使い勝手の良さも実感しています」とつづけます。
不安や悩みを抱えてこのセンターを訪れる方への配慮が KANADEMONO の家具を通じて利用者に伝わり、結果的にスタッフが仕事を進めやすくなるという理想的な環境を生み出しています。
KANADEMONO のプロダクトと共につづく
利用者のための空間づくり
「この地域包括支援センターは入りやすい雰囲気でいいですね」と好評を得ているそうですが、これはあくまでもスモールスタート、改革の途中だと語る湯川さんと村上さん。「今後はこの事業所内に観葉植物やアート、照明などをプラスして、さらに使いながら環境を整えていきたいと思っています。カフェやさまざまな施設、KANADEMONO のコーディネート事例も参考にさせていただきます」
事業所で働くスタッフや何よりもご利用者の声に耳を傾けながら、地域のため、高齢者の安心で安全な暮らしのための入口を整えていきたいと語るその言葉は、このセンターのコンセプトである「あたたかみのある空間」と見事に調和しています。
社会福祉法人 六親会
千葉県印西市に法人本部を置き、印西、成田、鎌ケ谷、船橋、八千代の5つのエリアで15事業所、19サービスを提供している社会福祉法人。市から受託した地域包括支援センターの運営のほか、特別養護老人ホーム、デイサービスなど、数多くの社会福祉事業を通じた地域社会への貢献を追求している。法人理念は「~Love for humanity~生命の輝きを目指します」。2024年に設立30周年を迎える。
http://www.rikushinkai.com/rikushin/
千葉県印西市に法人本部を置き、印西、成田、鎌ケ谷、船橋、八千代の5つのエリアで15事業所、19サービスを提供している社会福祉法人。市から受託した地域包括支援センターの運営のほか、特別養護老人ホーム、デイサービスなど、数多くの社会福祉事業を通じた地域社会への貢献を追求している。法人理念は「~Love for humanity~生命の輝きを目指します」。2024年に設立30周年を迎える。
http://www.rikushinkai.com/rikushin/
他にも紹介したい、ポイントいろいろ
北欧のカフェをイメージして選んだという、曲げ木をつかったダイニングチェア。ナチュラルカラーはリノリウムテーブルとの相性抜群。
入口を入ってすぐの正面にもパーテーションを設置。こちらはグレーのフェルト地で、シンプルでもあたたかみを感じさせる。
すべての THE TABLE にOAタップ用のトレイ、アイアン シンプルトレイ #2 for Power Strip をオプションで取付けています。
相談コーナーのスクエアテーブルのリノリウム天板は全体の事業所のトーンに合わせ、落ち着きのある明るさが特徴の Mushroom カラーを選択。