商品のこと

知っておきたい素材の個性について

 

Top

KANADEMONO の家具の多くは、ありのままの自然素材と、職人の手仕事が交わって生まれています。だからこそ、一点ずつ表情が異なります。

今回は、お客様からよくご質問をいただく素材の表情を、「どんな見た目なのか」「なぜ生まれるのか」とあわせてまとめました。気になる素材から、どうぞゆっくりご覧ください。

Point 01

写真は「目安」です

木目や節の出方は、板ごとに違います。写真やカットサンプルは、その素材の雰囲気を伝える一例として、ご覧ください。

Point 02

色は光で変わります

照明や窓からの光、置く場所によって、同じ家具でも色の見え方が変わります。お部屋に置いたときの印象も、想像してみてください。

Point 03

暮らしとともに育ちます

湿度や日差しにあわせて、素材は少しずつ表情を変えていきます。新品のときにはない味わいも、楽しみのひとつです。

天然木

枝を伸ばし、傷を癒し、土の成分を取り込みながら、長い年月をかけて育つ天然木。その時間の痕跡が、板の表情になります。
表情は、「自然の痕跡」「質感・色味」「構造・環境」の3つの視点に分けて見ていくと、ぐっと分かりやすくなります。※ すべての板に、すべての表情が現れるわけではありません。

Type A

自然の痕跡について

枝の跡、傷を癒した跡、土の成分の跡。木が育ってきた時間が、そのまま模様になります。

木目の流れ

木目の流れ板目と柾目

丸太をどの向きに切り出すかで、木目の顔つきは変わります。中心に向かってまっすぐ挽くと縦縞の「柾目(まさめ)」に、年輪に沿って挽くと、筍のような山形の「板目(いため)」になります。

節穴

節穴

節は、枝の付け根を幹が包み込んでできた跡です。成長の途中で枝が枯れると、その部分が抜け落ちて、穴になることがあります。この木がどんな枝ぶりで育ったのかが、そのまま板に残ります。

葉節(はぶし)

葉節(はぶし)ピンノット

苗木の時からの枝が未成熟のまま内在され、小さな節となったもの。木目の流れの中にぽつりと現れたり、木口面に線状に現れる場合もあります。

パテ補修

パテ補修

抜けやすい節や小さな穴は、パテで埋めて丈夫に整えています。補修した部分は木と完全に同じ色にはならないため、輪郭が見えることがあります。長くお使いいただくための、ひと手間です。

裏面の補修跡

裏面の補修跡

天板の裏面にも、補修の跡が残ることがあります。お使いのときには見えない面で、天板の強度にも影響しません。

白太(しらた)

白太・赤身

丸太の断面を見ると、外側は色が淡く、中心に近づくほど濃くなります。外側の淡い部分が「白太」、中心の濃い部分が「赤身」です。同じ樹種でも、白太と赤身の混ざり具合によって表情は大きく異なります。

虎斑(とらふ)

虎斑(とらふ)シルバーグレイン

オークなどの柾目の面に、木の中を放射状に走る組織が、光をきらりと返す帯状の模様として現れます。虎の斑点のように見えることから、この名前がつきました。

角度を変えて眺めると、表情の移ろいを楽しめますよ。

入皮(いりかわ)

入皮(いりかわ)

成長の途中で、樹皮が幹の中に巻き込まれてできる線状の跡です。汚れではなく、木が生きてきた過程がそのまま残ったものです。

バークポケット・ガムポケット・ピンホール

バークポケット・ガムポケット・ピンホール

樹皮が傷ついたとき、木はその傷を包み込んで癒やそうとします。その痕跡が、筋やかすれのように見える「バークポケット」です。樹脂が溜まって点や筋になる「ガムポケット」、小さな穴の「ピンホール」も、木の組織から生まれる表情です。

ミネラルストリーク・オレンジストリーク

ミネラルストリーク・オレンジストリーク

木の細胞に炭酸塩などが溜まってできる、暗色の筋が「ミネラルストリーク」です。樹液に鉱物が混ざってできる、オレンジがかった筋は「オレンジストリーク」と呼ばれます。土の中の成分が描いた模様です。

かすり

かすり

ブラックチェリーは、黒い線状の「かすり」が入ることが特徴の木材です。深みのある赤褐色の中に、印象的な表情を添えます。

ブルーステイン

ブルーステイン

ホワイトアッシュには、うっすらとした青みが入ることがあります。

Type B

質感・色味について

光の当たり方や、木の種類・仕上げによって変わる、色と手触りの表情です。

色味の濃淡・個体差

色味の濃淡・個体差

木の色は、心材に含まれる成分などによって、一枚ごとに変わります。同じ樹種・同じ塗装でも、並べるとわずかな色の揺らぎがあり、それが天然木の奥行きになります。

杢(もく)・照り

杢(もく)・照り

見る角度によって、光を反射して明るく見える部分があります。細胞の内部で光が返ったり散らばったりして生まれる艶で、塗装の欠けではありません。

導管の凹凸・塗料の吸い込み

導管の凹凸・塗料の吸い込み

木には、水を運ぶ「導管」という細い管があります。その深い部分に研磨の粉や塗料が入り込み、白っぽく見えたり色が濃く見えることがあります。

逆目(さかめ)・毛羽立ち

逆目(さかめ)・毛羽立ち

集成材は、繊維の向きが異なる木材を組み合わせてつくります。そのため部分的に繊維が立ち、ふわりとした手触りになることがあります。

オイル塗装の質感

オイル塗装の質感

オイル塗装は、木に染み込ませて仕上げるため、表面に膜をつくりません。木そのものの手触りが残り、少しざらりとした表情になることがあります。

Type C

構造・環境について

天板のつくり方や、お使いになる環境から生まれる表情です。木は「素材」であると同時に、暮らしの中で変化していくものでもあります。

幅はぎ(巾はぎ)の境目

幅はぎの境目

天板は、複数の板を接ぎ合わせて一枚に仕上げています。板ごとの色や木目の違いが、境目にあらわれます。

集成材の縦継ぎ・接着剤の跡

集成材の縦継ぎ・接着剤の跡

集成材は、短い木材を縦に繋いでつくります。繋ぎ目の小さな欠けを補修した跡が、うっすら見えることがあります。

湿度・温度による伸縮

湿度・温度による伸縮

木は伐採されたあとも、湿度や温度に合わせて、わずかに膨らんだり縮んだりします。季節によって、木が呼吸しているような変化が起きます。

エアコンの風が直接当たる場所を避けると、より穏やかに長くお使いいただけます。

経年変化(材焼け)

経年変化(材焼け)

肌が日焼けするように、木も光を浴びて、色合いが少しずつ変わっていきます。落ち着きと深みが増していくのは、天然木ならではの楽しみです。樹種によって、変わり方の速さや色合いは異なります。

樹種・オイル塗装の香り

樹種・塗装の香り

届いたばかりの天板は、樹種や塗料そのものの香りがすることがあります。

梱包を解いたら、直射日光を避けた風通しのよい場所にしばらく置いてください。

無垢 杉 ヴィンテージスタイルの段差

無垢 杉 ヴィンテージスタイルの段差

厳選された未使用の足場板を、鉄錆で木材自体の色を変色させてエイジング加工をした天板。板材を接いだ部分に若干の段差が生じる場合があります。

Just in case

こんなときは、教えてください

見分けがつかないときは、遠慮なく写真をお送りください。

  • ここで紹介した表情かどうか、判断がつかないとき
  • ぐらつきや、大きな欠け、割れなど、使い心地に関わりそうなとき
  • お届けの際にできた、傷や破損が気になるとき

素材の表情を知ると、家具がもっと好きになるかもしれません。
気になることがあれば、購入前でも、お届け後でも、どうぞお気軽にご相談ください。

ご利用ガイドを見るお問い合わせ
前
よみもの一覧に戻る