KANADEMONO 導入事例 #22
本町敬愛保育園

ラグジュアリー感漂う施設に似合うオフィス家具選び

大阪の中心、地下鉄堺筋本町駅から徒歩3分の好立地にある本町敬愛保育園。大阪市の認可保育園として、社会福祉法人徳和会が運営するこの保育園は、ラグジュアリーな都市型マンションの1階にあります。

一見、保育園とはわからない佇まいですが、エントランスをくぐると園児たちの愛らしく賑やかな声が聞こえてきます。

園内で KANADEMONO の家具が使用されているのは、事務室と相談室。保育園が入居しているマンション施設の雰囲気に馴染むテーブルや椅子選びのこだわりと使い方について、社会福祉法人徳和会法人担当 砂子宗明さんにお話を伺いました。

「子どもたちの笑顔と未来のために」を保育理念に掲げる本町敬愛保育園は、マンションの1階部分を使用。フラットなフロアの中央にあるボルダリングボード仕様の壁が目を引きます。

フロアは、0歳児から5歳児までを年齢ごとにパーテーションで区切って生活。自園調理の給食提供や外部講師を招いたプログラムを実施し、子どもたちの「できる」を増やす取り組みに尽力しています。

都心で働く親御さんが安心して預けられる環境を意識した園の間取り。ここで特徴的なのは、セミオープンスタイルの事務室です。エントランスを入ると、左前方におよそ 23.83㎡ の事務室が見え、ここに KANADEMONO の家具が採用されています。

探したのはデザイン性が高くサイズオーダーできるデスク

園長、主任、事務員、看護師が使用する事務室はフリーアドレス仕様。業務時間に各自がPCを接続して、執務に対応しています。

この事務机としてセレクトしたのが、リノリウム天板の THE TABLE。幅 150 × 奥行 66cm のテーブルを4台向き合わせて設置しています。

開園にあたりフリーアドレス用のデスクを検索していたところ KANADEMONO のサイトを見つけたという砂子さん。

「天板サイズをオーダーできるカスタマイズ家具で、デザイン性にも長けているものを探していました。すっきりしていて格好いい色とデザインのテーブルは条件にぴったり合っていると感じています」

大人目線でセレクトしたリノリウムカラー

全24色のリノリウム天板の中から選んだのは Mauve。グレーやブラック・ブラウン系に絞った数種類から、落ち着きとあたたかみを感じるこの色に決定しました。

「保育園のカラーというとパステルや明るい色をイメージしがちですが、事務室のテーブルは大人目線、保護者の目を意識。洗練されたこの建物のイメージに合う色に決めました」と砂子さん。

上から見るとやや暗めな印象もありますが木口がオーク材のため、木目のやさしい印象も加わり、バランスが良いと感じたそうです。また、四角キャップの配線孔は、フリーアドレスデスクではマストのオプションです。

テーブルの脚は、随所にみられる研磨の跡が特徴的な、クリア塗装のトラペゾイドをセレクト。

鉄を焼成した際に生じる酸化被膜の風合いや、鉄そのものの素材感を見られるのもクリア塗装ならではの魅力です。砂子さんは、味のある色だと感じて決定したとのこと。

美しい色合いとトラペゾイドの洗練されたフォルム、天板のスタイリッシュなカラーが見事にマッチしていますね。

キャスター付きデスクチェアは天板に合わせたデザインをチョイス

THE TABLE に組み合わせた椅子は、グレーのグラデーションカラーが織り交ざったファブリック地の Artistic - Simple　ファブリック デスクチェア　グレー。

「事務室で使用する椅子は、キャスター付きのデスクチェアのラインナップから選びました。天板や脚との組み合わせがしっくりくるのでいいですね」

キャスター付きで肘掛け付きのデザインに絞りこんだため、すんなり決定したといいます。

デスクに合わせて一つずつ割り当てたのがオフィスで人気のスチール製キャビネットワゴン、Simple - Office　キャビネットワゴン。フリーアドレスのため、個人で使用する文具類も出し入れしやすい形状のものを選んで管理しています。

使い心地について、同保育園の主任保育士、森田由香さんに伺いました。

「デスクが大きいのでとても作業しやすいです。勤務時間内に各自の仕事を終わらせ、退園時にはデスクの上には何も置かないように徹底しています。個人情報も多く取り扱っていますので、鍵つきのキャビネットでしっかり管理できています」

デスクの上にはクリアマットを敷き、メモやプリント類を挟みこんでいるそう。シンプルだからこそ、使いやすいようカスタマイズが可能なのもポイントですね。

すっきりした印象のテーブル＆チェアを設置した相談室

事務室に隣接する約●㎡の相談室には、テーブル1台と椅子4脚を設置しています。テーブルは、事務室と同じリノリウム天板の THE TABLE に統一。

「テーブルサイズはこの部屋と用途に合わせ、幅 145cm、 奥行は 80cm でオーダーしました。この相談室は、保護者の方と保育士との連絡や相談、関係事業者との打ち合わせや面接、リモート会議に使用することもあり、フル稼働しているスペースです」

エントランス脇にあり、事務室にも続いている間取りのため、多様な使い方ができる部屋だといいます。

テーブルに合わせた4脚の椅子は、スクールチェアのようなシンプルなデザインが人気の Homy - Retro　ダイニングチェア　アッシュ材のブラック。

「キャスターのないタイプの椅子で、見た目が一番スタイリッシュなものを選びました。相談室は長居するスペースではないので、デザインと扱いやすさを重視しています」

扱いやすさについては、前出の森田主任もこう語ります。

「事務室で保育士も含めた7名でミーティングをすることがあります。その際に相談室の椅子を移動し、一つのテーブルに2人が横並びで座ることもあります。軽くて動かしやすいので便利です」

コロナ禍で保育士が距離を取る必要があった際には、相談室を一時的に休憩室として利用することもあったという。ランチや休憩で使用した際もリノリウムのテーブルはメンテナンスがしやすいという点でも使いやすさを実感したそうです。

KANADEMONO の家具の魅力は統一感の出しやすさ

KANADEMONO が取り扱う商品のなかで砂子さんが個人的に気になるアイテムについて聞きました。

「シンプルなデザインのものが多いので、オフィス用品としてだけでなく、普通のインテリアとしてもいいなと思います。特にシンプルなハンガーラックなどは気になります。KANADEMONO の家具でコーディネートすると統一感が出しやすいのが魅力ですね」

そう語る砂子さんに、社会福祉法人徳和会としての今後の展開を聞きました。

「今後も保護者の方が通勤途中に預けやすい場所での駅近保育を展開予定です。基本の保育に学びの要素を加えたさまざまなニーズにお応えする保育園事業をめざしていきます」

従来の保育園らしさやイメージにとらわれすぎず、利用者の思いに寄り添った保育事業をハード面、ソフト面の両面から支える社会福祉法人徳和会の歩みに多くの期待が寄せられています。

本町敬愛保育園
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